2009年05月27日

■Mermaidでセイレーンの音と戯れる

■Mermaidでセイレーンの音と戯れる

 到着しました、ファイア・アイランド。岬に降り立つと、目の前にはメモリアル・デーと戦没将兵追悼記念日なだけに、米国旗がはためいてます。余談ながら、メモリアル・デーの3連休を含む1週間にわたって、恒例としてマリーンがNY市に上陸するのですよ。5月後半はまぶしいばかりの白さと大西洋を思わせるミッドナイト・ブルーのリボンが、マンハッタンを駆け巡るんですよね。ファイア・アイランドでは制服姿のマリーンはお見かけしませんでしたが・・・・。

 友人に連れられて行った先は、「Island Mermaid http://www.islandmermaid.com/」。午後11時くらいまでは岬に出たコテージで海を眺めながら食事ができるロマンティックなレストランバーでございます。私達が到着した時には食事を楽しむ方々がテーブルを埋める一方で、BARタイムを楽しむお客様がカウンターの周囲でごった返してました。

↓レストランの風景。ここが夜中にはダンスフロアへ早変わりします。
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 コテージに備え付けられていたランプが赤々としていたように、残念ながら到着した夜は土曜日で北風が肌を突き刺す寒さだったのですよ。なので、最初は私達もカウンターで人にまみれながらドリンクを啜っていたのです。しかし、カウンター周辺にはNYメッツ・ファンがカウンター上に掲げられたスクリーンの野球中継を見ながら吼える方々で溢れてたんですよね。宿敵ボストン・レッドソックス(もちろん本当の宿敵はNYヤンキースですが地域として)との一戦だったせいか、大盛り上がりで耳が痛くなってしまうほど・・・。仕方なくカウンターを後にして、コテージに出ました。震えているのも束の間、次のフェリーが到着するとさらに人が増えて来て・・・お蔭様でコテージにいるのが苦じゃなくなりましたよ。

 夜中を過ぎた頃には、テーブルと椅子が取り払われたレストランが、何とダンス・フロアに早変わり。私以外にアジア人が全くいない店内でフローズン・カクテルのロッカーフィールドを味わいながら、私も踊りの輪に加わっていきました・・・。DJがスピンする音楽は、さながらセイレーンの歌声のように耳に心地よく響き、結局午前1時出航のフェリー最終便に乗り過ごしてしまって・・・結局1人25.5ドル支払い、ウォータータクシーで帰宅する羽目になりました。

↓バーカウンターは、コテージから注文できるように設計されてました。
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■3連休、潮風に吹かれにファイア・アイランドへ(2)

■3連休、潮風に吹かれにファイア・アイランドへ(2)

 シーフードを堪能した後は、いよいよフェリーに乗り込んで、いざファイア・アイランド。ちなみにファイア・アイランドとは、クイーンズの向こうに広がるロング・アイランドの南側に浮かぶ細長ーい島なんです。ウィキによると全長わずは50km、横幅に至っては160mから400mしかないこの島は人口が450名程度なんですって。しかし、ご存知カルバン・クラインを始め、有名人の別荘があるとも言われています。ちなみに非常に小さな島なので、ロングアイランド市民の友人いわく、「自動車禁止エリア」だとか。歩いて事足りる島なんで、まー自動車は必要ないでしょうね。またこの島、何と伝説のロックバンド、Judas Priestのリリックにも登場するんですって。ランドマークの灯台は、映画「Men in Black II」で、Will Smithの相棒役Tommy Lee Jonesが勤務する郵便局として使われました。極細ながら、音楽や映画ともゆかりのある島なんですねぇ。

↓ファイア・アイランドのフェリーの乗り場。
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 島へ行くまでのフェリーは、さすがに3連休だった上に1時間に1本なだけあって、午後8時46分発なのに発進できないくらいの人が集まっていました。ようやく出航した時には、予定時間を15分程過ぎてましたね。振り返ると、座れなかった乗客までいらっしゃる有様です。私たちは幸い早めにレストランを出てスタンバイしていたので、きっちりシートを確保できました。おまけに、横に座ってきたお客様から、「もしよかったら」とビールまで振る舞って頂いて、ラッキーこの上なかったですね。しかしフェリー内では禁酒なんです・・・。後で見回りに来た係員にとがめられ、私たちにビールをプレゼントして下さった方を始め、ボトル飲みしていた皆様方は最後の一滴を振り絞りながらゴミ箱へ向かっていました。

 最初はユルユルと進んでいたフェリーは、エンジンが温まったのか10分ほどすると水しぶきを上げ急発進しました。約30分の間フェリーに揺られた後は、いよいよファイア・アイランドへ上陸です。 

↓フェリー内の風景。若い人が多くて何だか新島っぽい気が・・・。
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■3連休、潮風に吹かれにファイア・アイランドへ(1)

■3連休、潮風に吹かれにファイア・アイランドへ(1)

 久々の3連休、アルゼンチン人の友人のお誕生日会を兼ねてNY州郊外ロング・アイランド近くに浮かぶファイア・アイランドへ小旅行することになりました。午後4時10分、ペン・ステーション発のロングアイランド・レイルロードに約1時間半揺られ、まずはステイ先であるアメリカ人の友人のお宅があるIslipに向かいます。30代前半の教師というお仕事ながら平屋造りの一軒屋に住んでいて、おまけに広い庭まで備え付けられあり、NYの狭苦しさとは無縁の世界が広がってました。若々しい新緑に包まれ小鳥のさえずりを聴いていますと、体の隅々から都会の毒素が蒸発していった気がしたものです。ここ数年、都会の喧騒を離れていなかったのでリフレッシュには最高でしたね。

 1時間近く久々に会った友人達とワインを味わいながら再会を楽しんだ後は、タクシーを呼んでファイア・アイランド行きのフェリー乗り場へ向かいます。しかし、1時間に1本しか出ていないフェリーは既に乗り場を後したばかりで・・・。でも、めげずに乗り場近くにある地元レストラン「Nicky’s」の扉を開けました。

↓中は映画「Perfect Storm」のキャビンを思わせる素朴さです。
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 午後8時前というディナータイムだったせいか、お店はなかなかの込み具合で、私たちはテーブルを取れず、何とか席を作ってもらったカウンターで食事と相成りました。もちろん、チョイスはクラブケーキ、あさりオーブン焼きチーズ和え、ロブスター・ビスク、ツナサラダなどシーフードです。特にロブスター・ビスクは濃厚で舌にとろけるクリーミィ感が堪まりませんでした・・・・フレッシュな分だけ、ロブスターの肉身のジューシーさがマンハッタンとは違います。ロングアイランドっ子のアメリカ人は食べなれているせいか特に感動してませんでしたが、私とアルゼンチン人の友人はお話するのも億劫なくらい、出てきた品々に夢中になってしまいました。

 私のお気に入りは、ロブスターのビスクについてきたオイスター・クラッカー。ナチュラル素材のクラッカー、ほんのりとしたオイスター風味が程よくて、ビスクにとってもマッチしてました。フェリー待ちに立ち寄ったお店で、まさかこんなにシーフード料理に恵まれるとは、嬉しいサプライズでしたね。

↓オイスター・クラッカー。日本ではあまりお見かけしない気がします。
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■アッパーイーストのハウス・パーティで、On Fire!!

■アッパーイーストのハウス・パーティで、On Fire!!

 前週末、アメリカ人の友人に誘われてアッパーイーストでのハウス・パーティを体験してきました。ここのお宅の持ち主は家族が買ったというブラウンストーンで、1棟まるまる自宅になっている代物でございます。95丁目と3アベにあるこのお宅、もともとは彼のおばあ様が住んでいたそうですが、田舎がある南部に引っ越してしまわれたので30代そこそこの友人に明け渡したそうですね。まだ遊びたい盛りのシングル男性なだけにお庭つきのブラウンストーンをフル活用してパーティを開くと、建物全体にあふれる人が集まって軽くマックスで100人くらいは詰め掛けたのではないでしょうか。写真をごらんの通り、テーブルには所狭しとドリンクのボトルがひしめき、キッチンに備え付けられたゴミ箱もドラム缶型で巨大で・・・。会費も徴収せず、ドアでも制限を掛けず、来るもの拒まずの集いになっていました。
 
↓キッチンに置かれたテーブルには、数々のドリンクが並びます。
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 次々に紹介される人々の名前を覚えきれずにいたところ、「1階のリビングに集合!」という声が響いたのでキッチンからリビングに移動です。するとムーラン・ルージュを彷彿とさせる衣装をまとった女性がしずしずと現れて、なぜか往年の名曲「Fever」の歌を披露。歌の締めくくりに上着を脱ぐおまけまでついてきたので、やんややんやの喝采を浴びてました。次に登場した女性のショーに至っては、とってもセクシーかつワイルド。「Fire」の曲に合わせて、ライターに火を灯し腕やら掲げた足に火を這わせていきます。挙句の果てには口を開けて火を飲み込むという、電撃ネットワーク的な荒業まで見せてくれました。

 パフォーマンスはなかなかで楽しめましたが、後がいけませんんでしたね・・・。玄関のドア近くでタバコを吸っていますと、最初に登場した白人の女性が胸元に差し込んだ1ドル札をひけらかし、「パフォーマンスは気に入った?ちゃんと感謝の気持ちを表さないと駄目よ」と半ば強引にチップを要求してきたんですよね。こういう厚顔な部分、私にはまだ理解できません・・・。

↓妖艶な踊りとライター芸で沸かしてくれたダンサー。
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2009年05月19日

■バランス・ボールでお仕事

■バランス・ボールでお仕事

 日本の株式トレーダーの方から毎日頂くメールのなかで、ライ●●アの採用情報がございました。開いてみると、普通の日本企業ではありえない自由な環境が説明されており、務める人々が職場の環境を決定するといった内容にまとまっていました。その中で笑ってしまったのが、「オフィスでは既存の椅子を使わずにバランス・ボールを使用する人もいます」というもの。後姿の写真付きで説明されていて思わず吹き出してしまったのですが、実はNYで既に同じことが伝えられていたんですよ。確かニューヨーク・タイムズ紙で景気後退を乗り切るための「節約のススメ」特集が組まれ、その中の1つがジム通いを中止する方法だったんです。で、そのひとつが・・・オフィスでのバランス・ボール利用!背筋を伸ばした姿勢を維持するだけでなく、腹筋に働きかけるためジムに通わずとも均整の取れたフラットなお腹を作り上げることができるとか。ホントか疑わしいですが、実際にアメリカ人で実践している方がいらっしゃるのですよ・・・。

↓睡魔が襲った場合は、コロンと転がってコケちゃいますよね。
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 不景気とはいえ夏がまもなく到来し露出が増えるためか、女性だけでなく男性もバランス・ボール使用組が多いみたいで・・。某米金融機関の方いわく「取り入れたのが常勝トレーダーだっただけに、彼に倣ってバランス・ボール率が増えた」こともあったそうですね。ある意味スポーツ選手と同じで、マネーゲームの勝者にあやかっているようです。大きな体躯のアメリカ人がボールに乗って画面に向かっている姿を想像すると笑いを禁じえませんが・・・。

 オフィスでのバランス・ボール利用に興味を持たれた方には、朗報がございますよ。何とバランス・ボールに背もたれが備え付けられた「Gaiam Balance Ball Chair」が誕生したのです。来月には父の日を迎えますが、こんなプレゼントが意外に喜ばれたりして??価格もアマゾンで78.98ドルと、比較的リーズナブルですしね。  

↓これなら背もたれもあって、安全性が高そうですね。
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■Union Squareの不思議ナンバー

■Union Squareの不思議ナンバー

 初めてニューヨークに住み始めた時、友人第1号となってくれたアメリカ人に車でNYを案内してもらったんですよ。ユニオン・スクエアに差し掛かったところで、このアメリカ人はシルバーのキュービック・スタイルなビルに並ぶオレンジの数字を指差し、「あれは意味がありそうでしょ?でも、単なるオブジェなんだよね」とふざけて教えてくれたんですね。当時はそのまま受け流していましたが、NYに住み始めてはや数年。ある日カリブ海に浮かぶ島トリニダード・トバゴ系の方とフィンランド人の方と出かけたレストランで、彼らがもともとNY出身ではなかっただけに、「あれ何の数字???」と話題に上がったんですよね。かつてアメリカ人から意味がないと教えられていたものの、尋ねられ気になったので、携帯を取り出してインターネットに接続。謎を解くためネットの世界に飛び込みました。すると・・・・・・・。

↓ユニオン・スクエアのランドマーク、実は意味があったんです。
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 実は、この数字は時計なんですね。Kristin Jonesの「Investigation into the Nature of Time」という作品で、左端から171335とありますが、「17時13分35秒」を意味します。次は右から読み方をずらせつつ「6時間46分24秒」と読むんです。つまり左側は午前12時から17時間13分35秒経過したことを意味し、右側は午前12時まで6時間46分24秒を残していることを示しているんですね。真ん中の「356」こそ、単なる数字の羅列なんですよ。

 ちなみに写真でご覧の通り、このビルには破綻した電気機器小売サーキット・シティが入っておりました。もちろん、今となっては閉店されています。さらにこのビルの下に入っているCDチェーン大手ヴァージン・メガストアも、閉店の憂き目に合っています。オブジェは引き続きランドマークとして存在し続けますが次々に大型店舗が消え、ユニオン・スクエアの風景を確実に変化させつつあります。

↓もう一つのユニオン・スクエアの象徴、ヴァージンよさようなら。
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■普通口座に、金利がついちゃう?

■普通口座に、金利がついちゃう?

 先日、米金融機関に研修でいらっしゃる方とダウンタウンにある日本食レストラン「伊勢 www.iserestaurant.com」でランチを楽しみました。いろいろ興味深いお話を窺いつつ、一番印象的だったのが預金スタイルの変化について。高給と激務で有名な米金融機関の社員の間で、旬なトピックは、どこの銀行に口座を開設するか、なんですって。未曾有の景気後退に際し、それぞれいかに有効に対処するか真面目に考えてるわけですね。特に支払いやデビットカードで用いられるチェッキング口座に注目が集まっているとか。さすが可処分所得に占める貯蓄率が4%超えなだけに、皆さんぬかりなく小銭すらかき集めて貯金体制に入ってるみたいです。消費好きなアメリカ人に、やはり構造的な変化が到来しているのかもしれません。

↓チェッキングですと、金利がつかないのが普通なんですが。
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 キャッシュ嗜好あるいはリスキー資産回避の高まりを示すもう1つの証左が、地方債の上昇にに現れています。地方債は景気後退を受けた財政悪化から、カリフォルニア州などがビルド・アメリカ・ボンドなどを大量に発行しているのですよ。ビルド・アメリカ・ボンドは2月に通過した景気刺激策の一環で誕生した新しいタイプの地方債の名称。従来なら地方債の利子所得は連邦所得税が免除されますが、この債券は課税対象となる一方で米連邦政府が発行する地方に対し利子を35%請け負い、利回り負担を軽減する仕組みとなってるんですよね。カリフォルニア州は4月後半に70億ドル近くも発行したにも関わらず、地方債市場は堅調なままです。この理由について、地方債市場がアメリカ人の独壇場である側面から「金利を狙った個人の買い意欲が旺盛」と分析する声も。確かに財政危機と言っても、自分達が住む場所と地続きの州がデフォルトに陥るなんて思いませんものね。米国債より人気が高いのは、手堅い投資手法へ変化させるアメリカ人の姿を反映しているのかもしれません。

↓インベストメント・バンカーも高金利を狙います。
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■Design Meatpacking 09

■Design Meatpacking 09

 マンハッタンで最もHipなエリアとして映画やドラマでも大人気のMeatpacking District。フランス料理「Pastis www.pastisny.com」、ステーキハウス「STK www.stkhouse.com」などのレストランや「Tenjune tenjunenyc.com」などのナイトスポットで有名ですね。Hugo BossやIssei Miyakeなど高級ブランドも並ぶ大人のテーマパークと言っても過言ではないこのエリアで、「Meatpacking Design 2009 meatpacking-district.com」と題したイベントが5月14-17日まで開催されてました。今年のテーマは「建築」。14丁目にあるブティックを始め、NYのシンボルであるイエローキャブのサンシャイン・イエローのカーペットが敷かれ、Catherine Malandrinoの路面店では斬新かつ奇想天外なインテリアなどが飾られてました。今年の目玉はやっぱり、「Standard Hotel http://www.standardhotels.com/new-york-city/」のモダンかつ前衛的なデザインでしょう。パッと見ると、日本のアニメ映画「Akira」を髣髴とさせる荒廃感が漂いますが・・・。 

↓ギャラリーで見つけたオブジェ。サンシャイン・イエローが鮮やか!
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 「Design 2009」は2005年から開始し、今年で4年目を迎えます。マイケル・ブルームバーグ市長が音頭を取り、Meatpacking Districtから世界都市ニューヨークが放つデザインの真骨頂をお届けするというコンセプトを掲げております。しかし残念ながら、今のところは「Project Runway」などのリアリティ・ショーとコラボされていないこともあり、認知度はかなり低め。エッジとエスプリが織り交ざったNYモダン・テイストを目で、耳で、肌で感じるには一興なイベントなんですけどね・・・。数年前にブルームバーグ市長の緑化運動で交差点に公園が出来上がっていますが、大して賑わいを見せていることもなく・・・。晴天に恵まれた週末なのに、ミッドタウンの公園より隙間風を感じましたよ。大きな課題が残る「Design 2009」、日曜にはカクテル・パーティが開催されたにも関わらず、ひっそりと幕を閉じてしまいました。どうせなら、MTAバスにイベント告知コマーシャルを貼り付けて走らせればよかったんですけどね・・・予算削減で広告展開もままならなかったのかもしれません。

↓澄み切った青い空の下、日光浴する人々は何だかまばらな気が。
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■911再び??の危機にNYMEXでは

■911再び??の危機にNYMEXでは

 4月後半と古いお話になって大変恐縮ですが、2001年9月11日に発生した同時多発テロ事件を髣髴とさせるパニックが局地的に発生しました。ご存知かと思いますが月曜の朝、ニューヨークとニュージャージの間を走るハドソン川から、米大統領機Air Force OneのバックアップとF-16ファイターズ機が低空飛行で駆け抜けていったのですね。一部では911再びかと恐怖が蔓延しマンハッタンの最南端にある某有名金融機関を始め、一斉に避難されたとか。ただし南側・西側に限定されていたようで、弊社のオフィス・ビルは全く警報も鳴らず。CNBCでの映像を見て、驚いた程度だったのですよ。結局、写真撮影ホワイトハウスの米軍オフィスの代表が、撮影のため飛行を許可したと説明し謝罪会見を開いてましたが、911の悪夢覚めやらぬニューヨークですから、ブルームバーグ市長は怒り心頭。オバマ米大統領もご立腹の事態となりました。確かに非常識ですよね、無断でマンハッタンの上空を低空飛行するなんて・・・。

↓某大手金融機関では、避難活動が展開されたようです。
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 そういえば、弊社は以前NYMEXのビル内にオフィスを構えていたのです。避難状況を教えてくれた金融機関の方に状況を伺うと、「NYMEXでも所員などがビルから避難していた」そうですが、「トレーダー達は取引所で閉じ込められたまんまだった」。怖いですねぇ、結果論でテロではなかったから問題なかったものの・・・マーケットの混乱を回避するために避難誘導されなかったのかもしれませんが、見殺し状態ですよね。くわばらくわばらです。

 ニューヨーカーに落とした911の影は、未だに消えずにいます。Empire State Buildingのようなランドマーク・ビルの高層階は911の事件から8年を経た今も、借り手が少ないみたいですね。弊社がESBの76階にあった時、私個人は渡米間もなかったこともありニューヨーカー気分に浸れましたが、ことあるごとにアメリカ人の女性アシスタントはオフィスの引越しを嘆願していましたっけ・・・。

↓NYMEXビル。社員食堂のランチは割合リーズナブルだった気が。
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2009年05月13日

■Wet barで、郷ひろみ談義?

■Wet barで、郷ひろみ談義?

 先日、DJの友人を介して知り合ったイギリス人の方とご近所という縁から飲みに出かけました。場所は「Wet Bar  newyork.citysearch.com/profile/11459994/」です。一時はかなり人気のスポットで3年前に店に入った時はナイトガウンを羽織ったモデルさながらの美女に迎えられ、目を丸くした記憶がございます・・・。もちろん彼女たちはパーティを彩るコンパニオン的存在で、ナイトガウンもパーティの趣旨に沿ったコスチュームでした。

 店に到着してイギリス人の方とお会いして、ちょっとビックリ。クラブの暗がりではあまり印象がなかったのですが、実は元モデルという華麗な経歴をお持ちなだけあって、眉目秀麗、容姿端麗。ドルチェ・アンド・ガッバーナのスーツも、見事に着こなしておりました。現在の職はと言うと・・・欧州系金融機関に勤めた後、自分でファンドを興して運用しているそうです。米国債へのエクスポージャーが特に大きいようですが、「どこよりも流動性が高く安全な資産」と位置づけてました。膨れ上がる財政赤字への懸念も何のその、取引を続けているようです。

↓Wet Bar。かつてはドリンクをオーダーするのが困難だったカウンター。
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 モデルとして主に10代後半、あらゆる都市を飛び回りランウェイを駆け抜けた彼にとって、「一番クレイジーな街は断然、東京」と語ります。彼は今からさかのぼること15年前によく東京を訪れたそうですが、「Hiromi GoとかSeiko Matsudaに良く遊んでもらったなぁ。特にHiromiは最高だった」とベタ褒めでした。郷ひろみには六本木のバーから歌舞伎町の会員制秘密クラブまで連れて行ってもらい、東京のありとあらゆるエンターテイメントを堪能させてもらったそうです。よっぽど印象に残ったのかエキゾチック・ジャパン、郷ひろみを交えた東京談義はそれから10分間くらい続きました・・・まさかニューヨークでイギリス人から郷ひろみ談を聞かされるとは。彼から他に興味深い話を聴いたのですが、郷ひろみの話が一番心に焼き付いてしまって、あんまり思い出せません・・・。

↓ソファに座って、郷ひろみ話に花を咲かせましたよ。
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■Viva la ネイリスト・ライフ in NY

■Viva la ネイリスト・ライフ in NY

 私は髪と爪のお手入れに、その名もズバリの「Hello Beautiful Salon www.yelp.com/biz/hello-beautiful-brooklyn」というサロンに通っています。そちらの日本人スタイリストさんとは、公私共に仲良くさせていただいていて、トリートメントを受ける間ずっとおしゃべりしているのですが、ネイリストの女性のお客様が何とも華やかなで、いつも驚かされます・・・。何と先週はイギリスで人気に火がつき本国米国でも逆輸入で大ヒット驀進中のLady GaGaがいらしたとか。彼女は既に3回、彼女を呼んで施術を行なっているそうで、立派な常連になりつつあります。2回目の時には、1回の施術につき100ドル以下なのに500ドルも支払ったそうですね。ただし前回はノーギャラだったみたいですが・・・それでも、ライブ前に呼ばれてライブハウスの楽屋で施術したおかげで、ライブを堪能できたみたいです。

↓Lady Gaga。サイケデリックな23歳です。
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 しかも!!Lady Gagaの楽屋で金髪女性に話しかけられたので回答したところ、横にいた知り合いに「ちょっと、今のCindy Lauperだったのよ、分かってんの!!??」と驚かれたそうです。彼女は若干24歳なんで、もちろん80年代のポップスターなんて知る由もおなく・・・さらに度肝を抜かれたのがマドンナ。Lady Gagaはその名の通り80年代の影響が非常に強いせいもあり、往年のポップスターが終結したみたいですね。

 Gagaのネイルアートを担当した翌日は、Keri Hilsonがご登場。彼女も最近R&Bヒットチャートをにぎわす時の人ですよ。歌姫BeyonceにDisを仕掛けた強気な新世代でもありますね。ニューヨークなだけに、そうそうたる面子です・・・。これも彼女の職人技があってこそ。日本人のきめ細かい技、アートの世界でも光ってるんですねぇ。

↓Keri Hilson。日本での知名度はまだ低いかもしれませんね。
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posted by mori at 09:20| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■Operation Smileパーティ on Wall Street

■Operation Smileパーティ on Wall Street

イーストリバーに程近いオフィスを出て、Wall Streetをテクテク上っていきますと右手にドイチェバンクがございます。ちょうどその向かい側には、以前ご紹介した高級イタリアン・レストラン「Cipriani www.cipriani.com/」がそびえています。こちらはレストランだけでなく、イベント・ホールが併設してあり、時々黒塗りのリムジンが並んでセレブ達がフラッシュ浴びているのですが、本日はまた一段とパパラッチがレッド・カーペットに並んでいました。何かと思ったら、「Operation Smile http://www.operationsmile.org/」のパーティが開催されていたのですね。私がたまたま通った時には、非常にガタイのいい黒人男性がフラッシュを浴びており、会社の同僚いわく「あれ、NFLのスーパースターですよ」。うーんNFLはスーパーボウルとNFL界随一の伊達男Tom Bradyしか存じ上げませんので、コメントに困りましたが・・・・。

↓プチ・アフロヘアの男性が、NFLのスーパースターらしいです。
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 Operation Smileのパーティは今年6回目にあたるそうです。今年は歌手のCiaraやNBA選手のJohn Salleyが参加したほか、Vanessa CarltonやBianca Ryanがパフォームしたとか。会場のデコレーションはデザイナーのRaúl Àvilaが担当し、今年も盛大なイベントになったようですね。今回のオークションなどで150万ドルの寄付金を集められたんですって!!不景気なのに・・・・と思いましたが、去年が200万ドルを超えていたことを踏まえると、やっぱり無傷ではなかったということですね。ところで、このOperantion Smile。口外裂傷に苛む子供達を助けるための組織。手術を与えることで、子供達に笑顔を取り戻すんです。去年は200万ドルで8000人以上の子供を救ったとか・・・。日本人の私は、こんな病気の存在すら知りませんでした・・・。人々の意識を高めるためには、こうしたイベントの開催がやはり注目を集めますねぇ・・・。

↓口蓋裂傷の子供、手術でご覧の通りに!!
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posted by mori at 09:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■30代最後のお誕生会は、アットホームにPatsy'sで。

■30代最後のお誕生会は、アットホームにPatsy'sで。

 NY市議会選挙に出馬したアメリカ人の友人から、お誕生日会の招待を受けて60丁目は3aveに出かけました。場所は「Patsys’www.patsyspizzeriany.com/」です。1933年創業の老舗のピザ・チェーン店、マンハッタンに6店舗を構えます。60丁目のこのお店は、小さな入り口から中へ入ると、レンガ色の暖かい色調が店内を包みます。白い建物全体がお店なので、リーズナブルな価格な割りにちょっとした高級店に見えなくもないですね。

 ここのピザは薄い生地にピリリと辛味の利いたトマトソースが、絶妙のコンビネーション。チーズやオリーブ、アンチョビなどが載せられたピザは冷えても絶品なんですよね。こちらのピザは濃厚で胃に重くのしかかるタイプが多いのですが、ボリューム満点で量で勝負のアメリカン・ピザとは違って本格派イタリアンなせいか、何切れでもいけてしまいそうです。赤ワインと一緒に頬張ると、さらに食が進みます。ダイエット中の方には、かなり危険地帯ですね。

↓小粋なイタリアン・レストラン風の入口。
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 階段を上がって会場へ出向くと、残念ながらスタートから1時間半以上も遅れただけに散会状態でした。東京時代からのアメリカ人の友人に歩み寄って頬を合わせる挨拶をすると、ふんわりチーズの香りとともにビールがもたらした熱気を感じます。友人はパイントを傾けつつ、「30代最後の年は飲む量を減らそうかな」と笑ってましたが、Irishの血がそうさせないでしょうね・・・。市議会選挙に当選したら、話は変わるでしょうけど。「40にして惑わず」という言葉がありますが、彼は既に「30にして立つ」という言葉どおり市議選に立候補しましたし、人生のステージを自分らしく演出してきたのではないでしょうか。パーティ開場がピッツァリアでスタートが午後6時半とういのも、昔の彼なら考えられません。午後8時に退社するなんて、昔じゃありえませんでしたからね・・・。開場も昔なら、間違いなくナッツ類しか食べ物がないような六本木のBARだったことでしょう。年齢が変われば人の趣向も変わるものです。

↓会社仲間とポーズ、のつもりがちょっと皆さん怖いです・・・。
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■地下鉄の値上げは10%で抑えられるも・・・

■地下鉄の値上げは10%で抑えられるも・・・

 先週にようやく決着がつきまして、MTA救済プランが成立しました。結局1ヵ月パスの30日間アンリミテッド・メトロカードは当初の103ドルから89ドルと、現行の81ドルから10%の値上げに留まりました。ほか、片道料金も2ドルから2.25ドルなど、7日間から10日間などのメトロカードはそれぞれ10%の値上げとなっています。しかし・・・・今回103ドルと2割り増しにならなかった分、合わせ技が仕組まれていました。イエローキャブの割り増し料金が現在の0.5ドルから1ドルに引き上げられ、自動車登録料が25ドルへ値上げ、などなどです。前回も申し上げましたが、個人的にはイエローキャブの値上げが痛いですね・・・。週末の夜遊びが減りそうな予感がします。FOMC声明文ではインフレは抑制された水準で推移するとの見通しを示されてますが、街中では公共料金の値上げでインフレが進んでいますよ。

↓Facebookでは、こんなJPEGが作られてました・・・103ドルではないとはいえ。
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 しかもMTAの赤字180億ドルを補填するため、収入1000ドルにつき3.4ドル課税されてしまうのですよ。赤字はほぼ増税によって賄われ、全体として15.3億ドルに及ぶそうです。ただでさえ高い税率なんですけどね・・・。ニューヨークに住む金融メディアの女性は、「自動車免許の住所を実家がある(ニューヨーク州郊外にある)ロングアイランドに変えたの。シティ(マンハッタンを指す)にしていると税金が高くて生活できないもの」とぼやいてました。おっしゃるとおり、ニューヨークって生活者泣かせですよ。よくこんな生活する者を貪る体制が続くものだなぁ、と関心します。Spike Lee監督じゃないですけど、「Fight the Power」と拳を上げながら「Do the right thing」と叫びたくなりますね。パターソンNY州知事は「Fat Tax」と称してソーダ飲料に18%の、ミュージック・ダウンロードに4%の増税を課そうとしたこともありました。後に取り下げたとはいえ、むごいですよね・・・今年3期目を狙うブルームバーグ市長は約1週間前、消費税を8.375%から8.875%へ引き上げ、そしてプラスチック・バッグに1袋につき5セントの徴収を提案しました。ニューヨークの徴税の恐ろしさ、日本の比ではないんですよ、トホホ。

↓乗客は不満の声を漏らすも・・・泣き寝入りです。
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2009年05月05日

■「Once」 upon a time・・・

■「Once」 upon a time・・・

 週末の昼下がり、映画「Once http://www.imdb.com/title/tt0907657/」を鑑賞いたしました。アイルランドを舞台に繰り広げられる、ストリート・ミュージシャンとチェコ移民との間の短くも淡い恋を描いたインディーズ映画です。2006年の作品でわずか16万ドルで制作されながら、かなり評価も高く2007年のアカデミー賞では、「Falling Slowly」がベスト・オリジナル・ソングに輝きましたね。日本でも公開されたのでしょうか。

 この映画の特徴は経費節約を兼ね照明など機材をほとんど使用しなかったことから、まるで家族の日常を撮影したファミリー・ビデオのようなタッチに仕上がっています。ゆっくりと心を通わせていくアイルランド人の青年とチェコ人の女性の姿を活き活きと映し出し、観る人の心に染みわたって行く――狙ったのか定かではありませんが、スリラー「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が登場した時のような新鮮さが浮かび上がっていました。

↓青年とチェコ人の女性は、彼が歌っていたストリートで出会います。
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 青年と出会った花売りのチェコ人の女性は執拗に彼の音楽について質問を浴びせ、彼が父親の営む掃除機販売・修理店で手伝っていることを知ると、翌日掃除機のホースをペットのように引っ張りながら再び彼の前に現れるんですよ。このシーンが、何とも斬新でしたね。普通なら考えられないシーンですが、アイルランドの素朴な町並みがホースを引きずる女性の姿に信憑性を与えていました。彼女には実は夫がいて子供もいるのですが、それでも生活感じみたいやらしさが全く感じられないのも、アイルランドの風景が一役買っていたのかもしれません。登場人物に名前がないことも普通の映画なら考えられませんが、この映画では不思議に名無しである2人が似合うのですよ。本物のミュージシャンでありつつ映画経験のない2人でしたが、彼らの70年代的フォークを思わせるケミストリーに、心がきゅんと切なくなる作品でした。

↓主人公が着ている洋服からして、何だかノスタルジック。
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posted by mori at 11:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■ウェスト136丁目では、英語よりフランス語が多数派

■ウェスト136丁目では、英語よりフランス語が多数派

 昨日紹介させていただいた西アフリカ・ミュージックが演奏されていたお店は、「Shrine http://www.shrinenyc.com/index.php」でございます。134丁目と133丁目の間、7thアベニューに位置し、店の前に飾られる垂れ幕が目印ですね。お店の前にはテーブル席が備えられ、天気の良い日にはここに近所の住民が集まるそうです。テーブルに着くと、ウェイトレスの白人の女性がフランス語でオーダーを取りに来るように、マリをはじめコートジボアール、セネガルなど西アフリカ人が多数派であるせいか、ここでの公用語はフランス語。ライブ・ミュージックが楽しめるとあって住民のアフリカ系の黒人以外でもフランス人が多いのが特徴です。白人の方々はどこで聞きつけたのか旅行者も多く、アメリカにいるとは思えない空気が漂っていました。英語が使えないなんて、ある意味ニューヨークらしいと言えばニューヨークらしいです。

↓アフリカ民芸品とレコードのカバーが店内を飾ります。
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 このお店で、基本的にライブパフォーマンスに対してチャージが掛かりません。それでは、どのようにしてパフォーマーに利益をもたらすかというと・・・TIPのみなんですね。演奏が終わると、パフォーマーのマネージャーらしき男性がガラス瓶を担いでテーブルを回るのですよ。私は10ドルほど払いましたが、中には1ドル札が多かったので何だか演奏者の方々に対し同情してしまったんですよね。無料で良質な演奏を聞かせるこのお店が存続するために、皆さん訪れた時にはTIPを弾んであげて下さいね。

 こちらのメニュー、Yotenga ToastやらSivanなど聞きなれない言葉が並びアフリカン色満載です。私は今回食事を楽しみませんでしたが、次回訪れた時にはぜひ挑戦したいものです。ドリンクは10ドル台と一流クラブ並みのお値段ですが、味はそこらのBARより格段レベルが高いので納得。日本人同士で行くにはちょっと勇気が要りますが、ワールド・ミュージック・ラバーにはたまらないお店ですよ。

↓ライブステージが始まると、踊り始めるヨーロピアンの方々も。
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posted by mori at 11:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■Kora、西アフリカのルーツの音色とは

■Kora、西アフリカのルーツの音色とは
 
 先日出かけた「M2 www.m2newyork.com/」でバッタリ再会したマリ人に、アフリカン・ミュージックを聞かないかと誘われましたので、タクシーに乗り込み134丁目と7th avenueへ向かいました。お店については後ほどお伝えしますが、到着してまもなくパフォーマンスが開始したのですね。2人のアフリカ人と思しき男性が右側に太鼓、左側に不思議な楽器を膝の間に据えてテストし始めて、いきなり衝撃的!!特に左側のアフリカ人が演奏している楽器が、非常に珍しかったのですよ。それは丸い木で出来上がったギターのような形で、正面に置き両手で弾かれていたのです。マリ人の友人に尋ねると、それは「Kora」。ひょうたんの木でできている西アフリカの楽器なんです。21本の弦を両手でつまびきながら、ギターあるいはハープのような音を醸し出すんですよ。えもいわれぬ音が耳に心地よく流れます。ちなみにKoraは通常500ドル前後らしいのですが、国連で演奏したこともる今回のパフォーマーのものは特別製で1000ドルですって。ギター程度のお値段と考えれば、リーズナブルな方かもしれませんよね。

↓Kora。魅惑の音に眩惑されます。
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 1時間にわたって演奏された音楽は、アフリカ的な声の伸びと太鼓の音が躍動に心に響きます。最初はKoraに関心を奪われてしまいましたが、右側の演奏者が長い耳掻きのようなバチを持って肩に担いだ太鼓を叩いた時には、再び驚いて目が点に。だって鼓を叩いてるみたいだったんですもの。極東の日本と西アフリカの楽器に共通点があるなんて、やっぱり人類はかつてひとつだったのだなぁと感慨に浸らずに入られませんでした・・・と、音楽に堪能していると、横にいたはずの友人がいつの間にかいません。何と舞台に上がって、彼らに混じって即興演奏していたのですね。演奏者とお友達だったからなんですが、日本人じゃありえない天然ぶりに驚かされっぱなしでした。

↓これ、日本の鼓を思わせませんか??
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posted by mori at 11:52| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■アベルのいないケイン

■アベルのいないケイン

 週末、アメリカ人の友人から「ロンドンから友達が来てるから出かけない?」というメッセージを受け取ったので、指定された通り27丁目は10aveに向かいました。牛の頭蓋骨が目印のお店の前では、どこの店より分厚く黒山の人だかりが出来上がっていて、人気の高さが伺えます。ここは「Cain www.cainnyc.com/」。中へ入ると中央にランウェイが備えられてあり、アジア系、黒人、白人と全ての人種の女性が水着姿で踊っており、パーティ・シーンを盛り上げていました。ランウェイを囲うように象の牙を模したような柱が取り囲み、その先にセッティングされているテーブルに足もとの段差に気をつけながら上がります。DJは毎週金曜ラスベガスの「Tao」へ飛んで行くほどの腕を誇るReach。今宵も彼の冴えた選曲+Mixでお店は大繁盛のようです。到着して合流した友人方も、「まさかこんな混んでるなんて・・・」と唖然としてましたが、「ReachのDJなら仕方ないか」と肩をすくめてました。

↓アジア人から白人まで、女性陣ダンサーが場を盛り上げます。
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 最近ニューヨークでのヘビーローテーションは、何と言ってもLady Gaga。そのエキセントリックなルックスと歌声がフロアに響くと嬌声が上がり、プロのダンサーが退いたランウェイには多くの女性が立ち上がって体を揺らせます。お立ち台というほど高い台ではありませんが、ちょっとジュリアナを思わせる光景ですね。女性達に扇子を渡したくなりました。Kid Cudiの「Day N’ Night」がハウス風にミックスされてフロアに流れ込んできたときは、壁際に並ぶソファに座っていた女性もソファの上に立っている有様です。しかし女性が多かっただけに、化粧室を通りかかると男性用はすんなり入れたにもかかわらず、女性用には少なくとも10人以上がドアの前で並んでました。

 午前3時過ぎに店を出ると、4時閉店にもかかわらず店の前には女性陣が行列を築いていました。なかにはバウンサーに何とか入れてもらおうと必死に交渉する女性も。マンハッタンの夜に耽溺するためには、手段を選ばずという勢いを感じました。

↓帰り際、バウンサーと入場の交渉を続ける女性の風景。
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posted by mori at 11:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■I am a DJ in NY

■I am a DJ in NY

 DJとして働く友人と、また最近つるみ始めたこの頃でございます。DJという生業一本で働く彼ら、二ューヨークでは週末は実質的に木曜から開始する都合上、大抵は木曜から土曜しか働かないんですよね。個人的には、週3日勤務で生活費を賄えるのか非常に疑問だったんですよ。そこで10年近くDJを勤める友人に直撃してみました。彼は嫌な顔もせずDJの一晩の収入について「平均で300−500ドル」と答えてくれつつ、「300ドルでも1週間で900ドル稼げるからまぁ何とかやっていけるもんだよ」と教えてくれました。そして指折りの腕を誇るDJに成長して始めて「Gの領域に入る」そうです。G=1000ドルクラスってことですよね。ただし海外に出るとニューヨークという看板を背負うDJの収入は、グッと上がります。たった一晩で2000−3000ドルの収入を得ることが可能なんですって。日本人の初任給以上の金額ですよ、驚きですね〜。

↓Vynalと共にご愛用は、もちろんMAC。
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 夜な夜な俳諧するニューヨーカーで支えられているとはいえ、DJの世界にも景気後退の波は容赦なく押し寄せています。DJの友人は去年の今頃、オーストリアのホテルでCNNで原油高に伝えられたニュースを見て「こりゃ経済がおかしなことになる」と直感的に感じたそうです。彼の第六感は正しく、その後にブッキングされたツアーが一つ、また一つキャンセルされ、ついには事前に予定されていたシーズン・ツアーのほぼ全てが中止に追い込まれたとか。そして今年、当然のことながら不況に見舞われた結果、ツアーの季節である5月がやってきてもショーはブッキングされず。残念ながら今年はニューヨークに留まるしかないようで・・・。彼は今年DJのリアリティ・ショーにも出演する予定ですが、「スポンサーがつくかまだ分からない」ようで、キャンセルのリスクも残っているんですって。大変ですねぇ・・・。

↓M2のDJブースでは、高みの見物ができます。
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posted by mori at 11:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月01日

■NY、交通費が値上げの危機

■NY、交通費が値上げの危機

 前日NYの地下鉄料金が値上げするとお伝えしましたが、その値上げ幅がすごいんですよ。1ヵ月間乗りたい放題の30日間パスは76ドルから81ドルへ5ドル値上げされ、その前の年も5ドルだったんですよね。しかし今回は81ドルから103ドル!!!一気に27%なんて、MTAの歴史上で最も大きな値上げ幅です。NYの財政赤字と乗客の減少を受け、MTAが抱える赤字は12億ドルから近いうちに20億ドルを超えると試算されるなか、片道チケットも2ドルから2.5ドルへ値上げされるなど、メトロカードが一律大幅に値上げすることとなっています。個人的にも通勤費を厳密に全額支給されていない私としては、由々しき問題でした。しかし−−救世主が現れたのです!!その名はMalcolm Smith・NY州議会議長でございます。

↓ご存知MTAカード。1ヵ月パスを失くすと買い戻さなければいけないので涙がちょちょぎれます。
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 Smth氏の提案では、NY市内の動脈、イエローキャブの上乗せ料金を現行の50セントから1ドルへ引き上げることを含むほか、免許証発行につき25ドル、また自動車登録料金の値上げなどを含みます。これには今年選挙を控えるブルームバーグ市長が怒りを露わにし「マンハッタンはNY州の経済のエンジンであり、アルバニー(州都)より大きく貢献している。それなのにアップステートのために我々を搾取するのか」と噛み付きました。どっちにしても、マンハッタンをはじめNY市民の生活の重石となるわけですね・・・。タクシーを利用するのはお酒を飲んだときだけですから、明らかに月ごとのタクシー利用料金はMTAの値上げ幅22ドルをゆうに超えてますから、いずれにしても財布の大打撃となるのは必至の状況です。

↓Smith議長。こうしてみるとパターソン知事といい、黒人の高官が増えましたね。
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posted by mori at 18:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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